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HACCPでの食品衛生管理

HACCPでの食品衛生管理とは、衛生上どういう問題がどの時点で起こりやすいのかを考え、ではそれを避けるためにはどうすれば良いかを考えて対策を立てることにあります。

このHACCPはもちろん食品製造業において会社として行われるもので、対策を立てるだけでなくさらにその確認や検証なども含まれますが、リスクがどこにあるかを考えてその対策を立てるというところまでであれば、実は家庭においても同じような考え方は十分に適用できますし、生活の知恵として、あるいはそれ以前に常識として既に実行している人も多いはずです。具体的に、どのような対策が家庭におけるHACCP的な方法なのかを紹介しましょう。

例えば肉や魚、牛乳などの生鮮食品は当然ながら鮮度が重要で、製造からまだあまり日がたっていないもの、消費期限まで十分に日にちのあるものを買いたいと誰でも思うことでしょう。スーパーでの購入時に製造日や消費期限を意識して確認しカゴに入れることは実は無意識のうちにHACCPを実行していることに他なりません。

あるいは、購入後は速やかに冷蔵庫に入れ、調理の直前に冷蔵庫から出すようにするはずです。そして刺身などそのままで食べられるものは別として、調理においては十分に加熱して食中毒にかからないようにするでしょう。これらは全て、室温付近に長時間おくことで細菌が繁殖するというリスクがあると分かっているために、その対策を行っていることになります。

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