温度計センサーの仕組みと設置するのに向いている場所

我々が快適な生活を送るうえで、外気温は非常に需要なものとなります。

人間が心地よいと感じる気温は20～26度の範囲となっており、この範囲以外であればエアコンを用いて気温を調整するのが望ましいです。しかし、暑い・寒いと感じるのは個人差があるため、客観的な数値として温度測定をおこなう必要があります。温度測定にもちいる機器として、古くから温度計が使用されています。1980年代までは水銀を使用した熱量の膨張による測定でしたが、1990年以降はデジタルセンサー測定となって正確な数値を示すことが可能です。一般的に温度計センサーと呼ばれるものですが、このセンサーは赤外線を用いて室内の温度の平均値を測定できるのが特徴です。

赤外線とは目に見えない波長の光線で、温度を測定する際は機器から360度範囲に赤外線を照射して室内全体の温度をくまなく測定することができます。障害物があってもそれを通過する形で計測できるため、高性能な温度計といえる機器です。昨今では空気中の水蒸気量も赤外線で測定できるようになっており、温度だけでなく湿度の観測も可能です。温度計センサーを設置するのに向いている場所は、学校・公共施設・病院・工場です。特に幼い子どもが集う場所だと、夏場の熱中症予防をするうえで役立ちます。適切な室温管理をエアコンでするためには、個人の感覚で空調機器を調整するのではなく、温度計センサーによる客観的な測定をおこなうのが理想的でしょう。